名古屋と旅と、ときどきひとり言 〜ことばで残したい〜

最初は結婚式の準備を書きたくて始めたブログですが、主に私の日記です。未来の自分へのプレゼントとして書き残してます。昨年の12月から今年の3月まで東南アジアを旅してました。今は名古屋にいます。

名古屋のお嫁さんのお菓子「嫁菓子」

こどもの頃、時々、お嫁さんを見に行く週末がありました。
お嫁さんが自宅で、白無垢姿を近所の人にお披露目するというものです。

具体的に説明すると、

お嫁に行く日に、お嫁さんは仏壇のある広い和室に白無垢姿でいて、見に来た人は並んで一緒に写真を撮るという。

お嫁さんは本当に美しかったです。


真っ白な衣装って子供の頃、そうそう見る機会はなかったので、あの真っ白の衣装、さらに真っ赤な口紅はとても印象に残りました。

そして、なんと言ってもその後に頂ける「嫁菓子」がすごかったんです。


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「こんなにたくさんもらっていいんだろうか......涙」

と嬉しくて嬉しくて。今でも強烈に覚えています。


なぜなら、私は三姉妹で、何かお菓子やおもちゃをもらったら3人で分けるというのが当たり前でした。

でも、「嫁菓子」は違います。

一人一人にちゃんともらえるんです。その嬉しさといったらこの上なかったです。しかも駄菓子とかじゃなくて、美味しいお菓子が入ってます。

だから私にとって、結婚はイコールあの、あの日に家族で見に行った真っ白な白無垢を着ていたお嫁さんであり、嫁菓子をくれたあのお嫁さんなんです。


だから和装がいい、というのがあるんです。

すごいですよね。
小さいときの記憶って、こんなに強烈なんですね。