断捨離の本当の意味に気づく
先週、荷造りをした。
理由は夫から「出て行ってほしい」と言われたこと。
結局、今では夫婦の危機は一旦落ち着き、私は出ていかないで済んだんだけど、でも今回のことですごく大きな気づきを得た。自分の「今」をすごく知ることになった。
まず、「出て行け」と言われてすぐに出て行けない自分の身重さ。身軽の反対。みおも。すぐに行けない。そりゃあここで2年以上暮らしているわけだから大事なものも結構あるんだけど、それにしても荷造りで私は途方に暮れた。
服は大丈夫。沢山あっても全部名古屋市のゴミ袋(大きい袋)にガンガン詰めて行けばオッケー。見た目はなんだかゴミみたいだけど、でも袋をキュッと結んでしまえばあとは車に乗せて行くだけ。簡単。
問題は「本」だった。大事な本。大学院の時の本はすごく大事で、商売道具でもあるからこれは捨てちゃいけない。大事、大事。それ以外の本はどうしよう。今でも高く積み上がっている本たち。
以前、ブロガーの坂爪圭吾さんが彼女と同棲していた家を追い出された時、「大量の本も処分した。それでも大丈夫だった」とブログに書いてあった。
本当に大丈夫なのだろうか。
少し、坂爪さんに送ることにした。
ラインで連絡をする。そしたら坂爪さんが「いいですよ!ぜひ!」と快諾してくださった。坂爪さんは今では「わたり文庫」という活動をされている。読んだ本を皆さんに渡して行く活動。以前、一度いただいたことがある。すごく嬉しかった。だから今度は私が送ろうと思う。
生きている間に、多くの本に出会いたい。
この今までの本は、もう読まないから、どなたか読んでくださる方にお渡ししよう。
服、本の次は服を入れていたプラスチックの4段の衣装ケース。
これもずっと使っていたけど、とってもお世話になったけど、実はあまり使い勝手が良くなかった。お姉ちゃんに電話。お姉ちゃんは「ほしいけど、尚ちゃんのところまで取りにいかないといけないからやめとくわ」とのこと。仕方ない。どうしよう。。。。
粗大ゴミ?!いやいや、お金かかるやん、500円。そこで私がしたことは、土曜日の朝、家の前に置いておくということだった。うちの前は結構人通りがある。
「どなたか、使ってください^^」という張り紙と共に。
そしたら1時間後、この春大学生になたばかりという女の子がもらっていってくれた。彼女はすぐ近くのアパートに住んでいるとのこと。可愛い子に引き取ってもらって衣装ケースも喜んでいるだろう。
あの衣装ケースがなくなり、部屋はすごくスッキリした。結構場所とっていたんだなあ。。。なんだかスッキリ。
ということで、この際だから、服も本も少なくすることにした。
使ってくれる方へお譲りする。それでいいじゃないか。「今」に意識を向けて、「未来」の時間を大事にしよう。
やっぱり使っていないものを手放せないのは、執着と不安だと気づいた。
過去への執着かな。きっと。未来が不安だから、モノをとって置きたくなる。でもどれも大事。でももう使わない。断捨離がこんなに流行っている。こんまりさん以外も片付けのプロの人たちが存在する。
衣装ケースをスパッと手放して、すごく清々しくなった。
なしならなしでいいし、もしこれからの未来に素敵なタンスがあったらそれを買ってもいいんじゃないかな。それくらいの余裕を持って生きて見たいなと感じた。