震災の日に想う
今日は3月11日。
震災があった日。
亡くなった方々と、そのご家族、お友達のために祈ります。
8年前。私は大学院生だった。
名古屋の金山駅でうどんを食べていたら揺れた。
すごく揺れるから、「これは大きい地震だ」と直感で感じてうどんは置いたまま、そのまますぐに外に出た。
今日、私はタイのチェンマイにいる。
ホステルで朝食を食べて、近くに座っている人と話す。
何日くらい旅行しているの?とか、昨日どこに行った?とか、どこかオススメの場所はある?といった旅人定番の会話。でも楽しい。
隣にインド人の青年が座った。
彼は南部の出身だという。今はドバイに住んでいる。(ITか?!)
インドのことを沢山教えてもらった。特に南部の。
「南部は安全だから是非旅行してみてよ。」
彼の出身地の写真を見せてもらってすごく美しい所だと思った。
そして彼は言う。
「You’ll have nothing to lose. So why not? You should go to India.」
そうだ。インドに行って失うものなんかない。
震災の日に想う。
行きたい場所があったら行ったほうがいい。
先延ばしにするんじゃなくて、行ったほうがいい。
人生はいつどうなるかわからない。だから今日を一生懸命生きたい。
したいことがあったら挑戦したい。
だって明日地震がくるかもしれないし、わからない。
一番に想うことは「先延ばしにしない」と言うこと。
あとでああすればよかった、これしておけばよかっただなんて遅い。
この旅でも想う。
世の中には沢山の美しい場所があって、今回行けて本当に嬉しかった。
こんな世界があっただなんて。知らなかった。
そして人生には限りがあって、私は今35歳だけど、でももう35年は生きたということ。70歳になるまでにあと35年。35年は長いけど、でも今まで使った時間分ということになる。そんなにのんびりもしていられないんじゃないか。そう強く感じた。
震災の日に想う。そして私は東北の人たちのために祈る。